どうも、ぼーやんぐです。
日本は預金比率が高く、投資をしている人は少ないです。
でも預金はインフレに弱く、持っているだけで価値が目減りしていきますので投資を取り入れることも大切です。
本記事はインデックス投資を取り入れることで、資産をどれくらい増やせるのか紹介していきます。
投資を始めようか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
インデックス投資ってなに?と思った方はまず下記を読んでください。
貯金をしていてもお金は目減りするだけ
日本は現金大国
日本は貯金が大好きです。
小さい時から『無駄遣いせずに貯金しなさい』と言われ続けていたからかもしれません。
そのため家計に占める現金・預金の割合が圧倒的に多く、50%を超えています。
欧米と比べると、現金・預金比率の高さは、さらに目立ちます。
日本は『安定性・確実性』に重点をおいていることが家計金融資産比率でも現れています。
(出典:金融庁)
現金はインフレに弱い
現金・預金は銀行で下ろせば、すぐに使えるなど流動性が高く非常に便利です。
しかし、その反面『インフレ』に非常に弱いです。
現在の大手銀行の金利は定期預金でも0.01%(年率)です。
100万円預けていても1年間で100円しか増えません。
現在アベノミクスによる景気回復でインフレになってきています。
実際に2018年の物価上昇率は1.0%でした。
今まで100万円で買えたものが101万円ないと買えないことになります。
でも銀行に1年間預けていても100円しか増えていないので、価値として9,900円目減りしたことになります。
今後、インフレが続けば、今ある預金の価値はどんどん目減りしていくことになります。
『インフレ』ってなに?
『インフレ』とは物価が持続的に上昇する現象のことを言い、好景気の時に起こりやすいです。
逆に物価が下落していくことを『デフレ』と言い、不景気の時に起こりやすいです。
投資初心者が資産を増やすにはインデックス投資
なぜインデックス投資がいいの?
インフレによる資産の目減りを防ぐには株式投資が有効です。
物価と株価は一緒に上昇していくからです。
ただ各企業の株式に投資するのは、企業分析も必要ですし、リスクも高くなります。
資金も数万円〜数十万円必要になり、投資初心者には少しハードルが高いです。
しかし投資信託でインデックスファンドに投資すれば、100円から始めることができます。
1つのファンドに数百〜数千銘柄が組入れされているため、企業分析も不要ですし、倒産や業績低下のリスクも抑えられます。
具体的にインデックスファンドってどんなものなの?
eMAXIS Slim先進国株式インデックスというファンドを例にしてみます。
eMAXIS Slim先進国株式インデックスは先進国22カ国、約1,300企業の株式に投資することが出来ます。
100円だけで、22カ国、1,300企業に投資出来ちゃいます。
投資信託は手数料が高いイメージがありますが、それは昔の話です。
インデックスファンドの多くは売買には一切手数料はかかりません。
手数料が必要なのは、保有している間にかかる信託報酬という運用手数料です。
eMAXIS Slim先進国株式インデックスは同じ先進国に投資するファンドの中でも特にコストが低く、年率0.12%ほどです。
100万円を1年間運用しても、たった1,200円です。
これなら今まで投資をしたことがない人でも挑戦しやすいです。
ファンドのもっと詳しい情報は下記を参考にしてください。
インデックス投資を20年間続けたら
インデックス投資を20年間続けたら、本当に資産を2倍にすることが出来るのか?
先ほど例に挙げたeMAXIS Slim先進国株式インデックスがベンチマークとしている、MSCIコクサイインデックスの過去の利回りは下記の通りとなっています。
リーマンショックとITバブル崩壊の影響から20年の利回りが一番低くなっています。
期間 | 年率平均 |
5年 | +8% |
10年 | +12.7% |
15年 | +8.2% |
20年 | +5.6% |
30年 | +9.3% |
一括投資の場合
過去の実績から5.6%の利回りで20年間運用したら、本当に2倍になるのか確認していきます。
最初に300万円を投資して20年間放置した場合、元本300万円に対して...
約890万円と3倍近くまで増えます。
(出典:野村証券)
つみたて投資の場合
いきなり大金を投資するのは、不安なので毎月の積立の場合どうなるか?
毎月2万円を20年間積立投資した場合、元本480万円に対して...
約900万円まで増えます。
2倍には届いてないですが、2倍近くまで増えたことになります。
(出典:野村証券)
20年間の積立投資をする場合はつみたてNISAを使おう
20年間、投資を継続することで資産が2倍近くまで増えることが分かりました。
銀行に20年間預けていても、0.01%の利息なら5,000円程度にしかなりませんので、資産を増やすには株式に投資することが必要になってきます。
投資をする上で避けて通れないのが税金です。
通常、投資で得た利益には20%の税金がかかります。
100万円の利益が出れば、20万円は税金として持っていかれます。
しかし、2018年から始まったつみたてNISAという制度を使えば最大20年間で800万円までの投資で得た利益に税金がかからなくなります。
2019年から始めた場合、最大19年間で760万円までとなります。
つみたてNISAは2037年までなので、投資を始めるなら早い方がお得です。
つみたてNISAの詳細は下記に詳しく書いています。
インデックス投資にはリスクがある
シュミレーションを見ると魔法のようですが、投資には必ずリスクが付きまといます。
そのため、元本を割る可能性ももちろんあります。
先ほどのシュミレーションはあくまでも過去の実績を平均化したものです。
毎年、安定したリターンを上げることは絶対に無理です。
大きく上昇する年もあれば、暴落する年もあります。
そのため、投資の出口(売却時)に元本が保証されるかは分かりません。
30年以上続ければ、問題ないと思いますが、20年以内なら元本を割る可能性もゼロではないとぼーやんぐは考えています。
なので、資産が2倍になると期待しすぎるのは禁物です。
投資は全て自己責任となりますので、注意しながら、なるべく余裕のある資金で始めることをお勧めします。
さいごに
今回はインデックス投資を使って、資産を2倍にすることができるのか確認してきました。
将来、増税や年金の減額など、金銭的に苦しい生活を強いられる可能性が高くなります。
そのため、貯金だけでなく、投資も取り入れて効率よく資産運用することが、この先必須となってきます。
インデックス投資は長期間の運用を続ければ、元本を割る可能性も低いです。
また、つみたてNISAや個人で年金を運用するiDeCoを利用すれば税制面での優遇も受けれます。
初心者や投資に時間をかけれない人にも最適な投資方法です。
インデックス投資を取り入れて、将来少しでも余裕のある生活が出来るようにしたいですね。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資ブログ』に来ていただきありがとうございます!
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