インデックス投資で30年運用しても元本割れすることがある。元本割れしない方法とは?

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どうも、ぼーやんぐです。

 

インデックス投資は長期間続ければ必ず増えると思われていますが、元本割れすることもあります。

 

今回は元本割れしない方法を書いていきます。

 

インデックス投資については下記を参考にしてください。

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インデックス投資で30年間運用しても元本割れすることもある

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インデックス投資は複利のパワーで長期間運用するほど、資産が増えると思われています。

しかし、30年間運用しても元本割れするケースもあるんです。

30年間運用して元本割れだったら銀行に預けておいた方が良かったということになります。

 

では実際に元本割れとなった投資方法を紹介します。

 

日本の株式に30年投資していたら元本割れをしていた

下記はTOPIX(配当込み)に連動した商品に毎月3万円の積立を30年間続けてた場合の運用成績です。

 

元本1,080万円に対して30年後の評価額は...

1,064万円です。

リターンは年率-0.1%となります。

 

30年間運用してマイナスリターンは凹みますね...

f:id:bo-yang:20190518043123p:plain(グラフはつみたてシータさんの複利シュミレーターを使用させていただきました)

 

日経平均では配当を含まない場合、-1.4%のマイナスリターンとなりますが、配当込みの場合は0.3%ほどとなり30年間運用しても、ほとんど増えなかったことになります。(配当込みのリターンは正確なデータが無かったので、アバウトです。)

 

 

将来の株価にも期待できない

国内株式は将来的にも期待が出来ません。

 

現在の日本の株価は日銀のETFの買付によって支えられています。

日銀のETFの保有額は総額28兆円以上(2019年3月時点)と莫大な金額になっており、このまま増え続ければ2020年には日本株の最大株主となります。

 

そのため現時点の株価は適正とは言えません。

もし日銀が売りに転じた場合、大きく下落することは容易に想像できます。

 

また、人口減少や高齢化、膨れ上がる借金など問題が山積みのため、日本が今後衰退していく可能性が高いです。

 

そんな状況で国内株式に投資するのはリスクが高いと思います。

 

世界三大投資家の1人、ジム・ロジャーズも日本は50年後に破滅すると予想しています。

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1つの国や地域に集中投資することは元本割れのリスクが高い

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インデックス投資を長期間保有していれば、元本割れはないと思っていた人には衝撃的な結果だと思います。

 

下記の日経平均株価を見ると分かりますが、日本はバブル崩壊後はほとんど成長出来ていないのが現状です。

アベノミクス効果でここ数年は株価も上昇しましたが、バブルの最高値38.957円には遠く及んでいません。

 

そのためインデックス投資でも1つの国に集中投資すれば、元本を割るリスクは高まります。

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(出典:日経平均株価AI予想)

 

米国株式も停滞していた時期があった

現在、米国株式が人気となっており、米国株式に集中投資している方も多いと思います。

ぼーやんぐもその1人です。

 

世界一の経済大国のため、日本のように停滞を続けることはないと思われがちです。

しかし過去に2度、長期間に渡って株価が低迷した時がありました。

 

1つは1929年から始まった『世界恐慌』です。

1929年から下落が始まり、高値を更新できたのは25年後の1954年でした。

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(出典:MORNIGSTAR)

 

もう1つが1960年代後半から始まった『ベトナム戦争』『オイルショック』です。

1965年に最高値をつけてから下落と反発を繰り返し、再び上昇を始めたのは約20年後とこちらも長期間低迷したことになります。

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過去の事例からも、米国株でもこの先、長期間停滞することがあるかもしれません。

そうなれば長期間運用したとしても元本を割り、大きな損失を出してしまうこともあり得ます。

 

1つの国や地域に集中投資することはそれだけリスクが伴うということです。

 

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世界に分散投資することで元本割れリスクを抑えられる

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ではどうしたら元本割れのリスクを小さくすることが出来るのか?

それは世界に分散投資することです。

 

下記はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)がベンチマークとしているMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに投資した場合のシュミレーションです。

 

条件は先ほどと同じで毎月3万円を30年間投資した場合になります。

元本1,080万円に対して評価額は...

3,907万円です。

4倍近くまで増えています。

年平均リターンは7.3%です。

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MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスは日本を含む先進国と新興国合わせた46カ国、約2,500銘柄の株式から構成されています。

マイナスになった日本の株式が入っていても、これだけ大きなリターンをあげているんです。

過去の成績から見ても、世界に分散投資していれば元本割れをすることが限りなく低いということが分かります。

 

世界の株式に投資できるファンド

では1つのファンドで世界中の株式に投資できるファンドを紹介していきます。

 

1.eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)

先ほどシュミレーション時でも紹介したファンドで、日本を含む先進国と新興国46カ国に投資することができます。

世界にまんべんなく投資するなら、このファンド1本で問題ないでしょう。

 

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2.eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)

個人的におすすめなのが、日本を除いた世界に分散投資できるeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)です。

1本で先進国と新興国合わせた45カ国、約2,000銘柄に分散投資できるファンドです。

 

国内株式は将来的にも期待が持てないため、『オールカントリー』よりも、『除く日本』がおすすめです。

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さいごに

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今回はインデックス投資の元本割れについて書いてきました。

 

インデックス投資でも、投資方法によっては元本割れをしてしまう場合があるんです。

 

今好調な国でも、10年後、20年後がどうなっているかは誰にも分かりません。

 

しかし、世界の経済発展は今後も長期にわたって続いていくと予想されていますし、人口も2050年には100億人に到達すると言われています。

 

少しでも元本割れのリスクを減らすためにも世界に分散投資することが大切ですね。

 

今日も『ぼーやんぐのインデックス投資ブログ』に来ていただきありがとうございます!

 

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