MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信が新規設定!投資対象としてどうなのか?

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 どうも、ぼーやんぐです。

三菱UFJ国際投信よりMAXIS全世界株式(オールカントリー)上場投信が新規設定されました。

投信のeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の上場投信(ETF)版です。

早速、詳細を確認していきます。

 

同じタイミングで米国株式(S&P500)を投資対象としたMAXIS米国株式(S&P500)上場投信も設定されてます。

www.boyang-boyang.com

 

 

MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の基本情報

本ファンドは2020年1月9日に新規設定された全世界の株式を対象としたインデックス型の国内上場投信となります。

 

投資対象

本ファンドのベンチマークはMSCI オールカントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース)です。

日本を含む先進国23カ国新興国23カ国全46カ国の株式約3,000銘柄から構成されている時価総額加重平均型の株価指数になります。

世界の株式市場の約85%をカバーしていますので、1本で世界中に投資をすることができます。

投信のeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)も同じベンチマークが採用されています。

 

下記はベンチマークの組入れ上位の10カ国と10銘柄です。(2019年11月末時点)

国別構成比はアメリカがダントツで多く、半分以上を占めています。

8位のケイマン諸島はタックスヘブンとして有名な国です。

アリババなどの中国企業が節税などを目的に、中国本土ではなく、ケイマン諸島に籍を置いているため、8位に入っています。

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組入れ上位10銘柄では、時代を牽引するアメリカのハイテク企業が上位を占めています。

f:id:bo-yang:20200111130123p:plain(出典:eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)月次レポート)

 

ファンドの仕組み

ファンドの仕組みはファミリーファンド方式となっており、マザーファンドはeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)と同じです。

また、為替ヘッジは『なし』となっています。

f:id:bo-yang:20200111131218p:plain(出典:MAXIS全世界株式(オールカントリー)目論見書)

 

分配方針

分配金は年2回の決算時(6月・12月)に行われます。

分配金が出るのがインデックス型の投資信託と大きく違う点です。

分配金を再投資せずに現金で受け取りたい場合は、投信ではなく上場投信が良いですね。

ただ、分配金は受け取るたびに課税されるため、投信に比べて効率的な運用ができないのは難点です。

初回の分配金は2020年6月8日の予定になります。

 

コスト

通常の投資信託では多くのインデックスファンドは売買手数料は無料となっています。

しかし、上場投信は個別株と同様に必ず売買手数料がかかります。

売買手数料は販売会社によって異なりますので、詳細は販売会社のサイトから確認してください。

SBI証券では2019年12月16日から国内ETFの手数料無料化、プライスダウンを始めています。

MAXIS全世界株式(オールカントリー)上場投信も手数料無料の対象ファンドとなっていますので、SBI証券から投資することをおすすめします。

 

気になる信託報酬は0.078%(税抜)と非常に低いコスト設定になっています。

投信のeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は0.104%(税抜)となっていますので、上場投信の方が低いコストで投資することが可能です。

 

 

MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信に投資しても良いのか?

投資対象からすると、たった1本で全世界の株式に投資ができ、なおかつ信託報酬も非常に低いので、ファンド的には文句なしです。

アメリカに集中投資した方が高いリターンを得れる可能性は高いとぼーやんぐは考えてますが、その分リスクも高いです。

リスクを抑え、世界中に分散投資したい場合には最適なファンドと言えます。

 

ここで迷うのが、上場投信のMAXIS全世界株式(オール・カントリー)にするのか?

通常の投資信託のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)にするのか?という悩みです。

結果から言うと、通常投信のeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)が良いと思います。

 

1番の理由は通常の投資信託は節税面のメリットが大きいからです。

つみたてNISAという口座を使えば年間40万円までの投資額に対して得た利益が非課税になるからです。

しかも、最大で20年間の期間があり、800万円までの投資額が非課税になるため、非常にメリットが大きいです。

例えば毎年40万円を投資して10年間で元本400万円に対して50万円の利益が出たとします。

通常なら50万円に約20%の課税がされるため、実際の利益は40万円になります。

しかし、つみたてNISA口座で投資すれば50万円が丸々利益になるんです。

 

そのため、どちらかで迷うならまずは通常投信のeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)に投資するべきですね。

低コストの上場投信に投資したいなら、まずはつみたてNISAを埋めて、それでも余剰資金がある場合からが良いでしょう。

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さいごに

今回はMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信について書いてきました。

1本で世界中の株式に投資ができる非常に便利なファンドです。

どのファンドに投資したら良いか分からない方でも、とりあえず全世界株式ファンドに投資しておけば、そこそこのリターンは得られるでしょう。

 

ただし、上場投信は1口からしか買付ができなかったり、出来高が少ないと好きなタイミングで売買ができないなど、初心者には少しハードルが高いです。

また、先述した通り、通常投信にはつみたてNISAという税制面で大きなメリットがありますので、通常の投資信託でeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)に投資した方が良いでしょう。

 ファンドの詳細は下記を参考にしてください。

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今日も『ぼーやんぐのインデックス投資』に来ていただきありがとうございます!

 

 

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