どうも、ぼーやんぐです。
2019年6月27日にニッセイ外国株式インデックスファンドの信託報酬が0.1%(税抜)を切ったことで、多くの投資家を驚かせたのは記憶に新しいですよね。
そんなニッセイ外国株式インデックスファンドが再び信託報酬の引き下げを発表しました!
前回から1年も経たないうちの引き下げです。
早速、内容を確認していきます。
ファンドの詳細は下記を参考にして下さい。
ニッセイ外国株式インデックスファンドが再び信託報酬の引き下げを発表!
本ファンドが2019年6月27日に信託報酬を0.999%(税抜)に引き下げたことで、とうとう国内投信でも0.1%の壁を破りました。
その後、 eMAXIS Slim先進国株式インデックスが追随したり、SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドがさらに低い信託報酬で設定されたりと、0.1%以下の信託報酬のファンドも増えてきています。
信託報酬引き下げの経緯
そんな中、再びニッセイ外国株式インデックスファンドが信託報酬の引き下げを発表しました。
今回の引き下げはニッセイが運用する〈購入・換金手数料なし〉シリーズの純資産総額が増えたことで、さらなる投資家からの支持を得るために引き下げを行いました。
シリーズ全体では2,300億円を超え、2019年は1年間で800億円以上の流入超となっています。
ニッセイは純資産総額に応じて、自発的に信託報酬を引き下げるので、投資家にとっては非常に好感が持てるファンドです。
(出典:ニッセイ外国株式インデックスファンドNews Release)
信託報酬はいくらになったのか?
では信託報酬はいくらになったのか詳細を見ていきます。
0.0999%(税抜)
↓
0.0930%(税抜) 2020年2月21日〜
0.0069%の引き下げになります。
100万円投資した場合で、1年間で69円安くなることになります。
ここまでくると、運用成績には大した影響はありませんね。
ただ低いに越したことはないので、今後も自発的な信託報酬の引き下げに期待したいです。
運用成績、実質コストについては下記を参考にしてください。
まだまだ続くのか?熾烈なコスト競争
ニッセイ外国株式インデックスファンドはeMAXIS Slim先進国株式インデックスと熾烈なコスト競争を続けています。
eMAXIS Slimシリーズは『最低水準の運用コストを目指し続ける』というコンセプトのもと、他社が低いコストを設定すると、すぐに追随してコストを下げる戦略を取っています。
そのため今回もeMAXIS Slim先進国株式インデックスがすぐに追随する可能性が高いです。
2019年6月27日にニッセイが信託報酬を引き下げた際も、すぐにニッセイと同じコストに引き下げることを発表しました。
しかも、後出しで発表したにもかかわらず、6月25日からと2日早いタイミングでの引き下げを行っています。
ただ、最近のeMAXIS Slimシリーズは追随のタイミングが遅くなってきています。
そろそろ今の純資産総額での運用コストの限界が近づいていると言えます。
純資産総額が少ないのにコストを下げればファンドの利益も減り、運用に支障をきたす可能性がありますからね。
ただ、eMAXIS Slimシリーズはコスト重視のコンセプトを打ち出している以上、他社に追随することは必須になってきますので、今回も下げざるおえないでしょう。
ニッセイは1,600億円強の純資産総額に対して、eMAXIS Slimは800億円強と半分程度しかないため、コスト引き下げの負担はeMAXIS Slimのが大きいと言えます。
今後は大幅に信託報酬を引き下げるのは難しいことから、小さな単位での引き下げ合戦が続くと思われます。
さいごに
今回は 〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ外国株式インデックスファンドの信託報酬の引き下げについて書いてきました。
ぼーやんぐが積立投資をはじめた2017年は0.2%くらいのファンドが、低コストファンドとされてましたので、こんな短期間で0.1%を切るファンドが出てくるとは思ってもいませんでした。
長期投資をするうえでは、コストは運用成績に大きく影響するため、投資家にとっては嬉しい投資環境となってきてますね。
米国ETFでは0.03%のファンドもありますので、国内投信もそのレベルまで行ってくれると嬉しいですね。
とはいえ、国内投信の純資産総額は米国ETFとは比べものにならないくらい低いため、コストとのバランスが悪く感じます。
信託報酬を引き下げるのも良いですが、投資の魅力を発信して、もっと多くの方に投資をしても純資産総額を増やすことにも力を注いで欲しいなと思います。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資』に来ていただきありがとうございます!
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